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2010年2月11日 (木)

映画『モンスター』

2003年の映画、CSザ・シネマにて放映したのを鑑賞。途中鑑賞だったけど、妙に緊張感ある画面と演出に、シャーリーズ・セロンの眉毛剃り気迫演技にクリスティーナ・リッチのだらしない乳に引っ張られ仕事しながらの背後鑑賞出来なくなって最後まで正座鑑賞(^ω^;。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=319349

やばい、良すぎる映画(’A`)、ぐいぐい引っ張られる内容のハードさとアメリカにおける社会倫理の裏側による問題が殺人犯となった実在の人物をモデルにした女性を中心に描き出した評論は、下記リンク先が的確に伝えてるのでそれを参照に。

http://www.jicl.jp/now/cinema/backnumber/1011.html

そういう部分を含めても凄い映画と思ったのが、映像と音楽と役者と作劇の見事な魅せ方。
女性監督パティ・ジェンキンスはこれがデヴュー作だったみたいだけど、それ故なのか想いいれもある題材だったのか、センス溢れ過ぎだ。

映画は限定された時間内に情感を画面の中でどう見せるかも醍醐味のひとつと思うのですが、そういう意味ではこの映画は見事過ぎ。毎夜道に立ち客を取り 殺人を重ねてく中でも、純粋に情けをかけて正しい意味での「施し」を彼女にしようとする人が出たりする中、逃走する為に殺した客の1人が警察官だった事 で、連続殺人鬼としての報道と捜査も始まり、転げ落ちていく作劇が役者の力に演出と音楽が見事にそれぞれを引き立たせ、えらい画面に緊張感と焦燥感を出 し、主人公たちの行く末を案じさせる作りは一言で言うと

『カッコイイ!!』

って言えちゃうんだよね(・ω・`;、そういう言葉で飾る映画じゃないと思うんだけど、非常にスタイリッシュな映像演出で、センス的にはマイケル・マンと言えば解り易いのかなぁ。
ラスト捕まり獄中で恋人と電話で愛の言葉を交わしながら裁判シーンに繋がり判決後、刑執行部屋に連れて行かれるかの様な廊下で、振り返る主人公のカットがあまりに印象強過ぎ。
そこまで紡がれる音楽、独白の演出と相まって流れ込むエンドテロップまでの流れが素晴しく格好良いんだよ。重い内容だけど最後のその流れが奇妙な爽快感も出して、そこが作品全体を救ってる感もあるし。

重い映画ですしお勧めも控えますが、興味ある方は是非とも。
主人公に理解を示すベトナム帰還兵のおじいさんがジャンル映画好きには『サイレントランニング(TV邦題・SF巨大宇宙ステーション)』のブルース・ダーンでこれも二重の驚きだよ!!。すっかりおじいさんになった姿が彼の帰還兵と言う役柄にリアリティを与えておりました(・ω・`;。

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